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アモーリー1世 (エルサレム王) : ウィキペディア日本語版 | アモーリー1世 (エルサレム王)[あもーりー1せい]
アモーリー1世(Amalric I、Amaury I とも、1136年–1174年7月11日、在位:1163年–1174年)は6代目のエルサレム王である。彼はフルクの子で、先王ボードゥアン3世の弟であり、次代の王ボードゥアン4世の父である。 == 第一次エジプト遠征 ==
兄ボードゥアン3世の死に伴って26歳で王位に上ったアモーリーはエジプトの征服を目論んだ。というのも、エジプトを支配するファーティマ朝は当時宰相たちの権力争いで混乱しており、このために宰相たちは1160年以来エルサレム王に貢納金を支払っていたからだ。そこで、宰相シャーワルが権力闘争に敗れてシリアに落ち延びたことによるエジプト内での混乱を見越してアモーリーは6万ディナールの貢納金が期限までに支払われていなかったことを口実とし、1163年にエジプトに侵攻した。シナイ半島を横断したエルサレム軍は、当時ナイル沿岸にあった町ビルバイスを囲んだ。守備側は包囲が行われた9月がナイル川の増水期であることを利用し、何箇所か堤を切ってエルサレム軍を水攻めにした。このため、アモーリーは撤退を強いられ、最初のエジプト遠征は失敗に終わった〔G.タート, p. 98〕。
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